朝、メイルを開けたら、深海夫妻からの便りだ。返事は別便

友へ
Aさん:ブロッグ見てくれて有り難う。
 26日(月)、姫路9時頃の新幹線に乗って佐賀に帰った。佐賀に着いたのは昼チョット過ぎ、昼飯をとって、事務所で用を済ますと、サコに会えるかなと訪ねたが、彼女は居なかった。残念!!塩味饅頭をおいて帰ってきた。
 夕方、博多の弟の家に行き、四方山話、泊。弟のアルツハイマーは遅行型、まあ普通に話は出来た。
 27日(火曜)、弟の家を辞したのは朝8時、バスで薬院駅前下車、そして西鉄太宰府に行った。:9時にはもう国立博物館前、9時半開館なので勿論一番。トップに入って真っ先に、若沖の絵を食い入るように見ました。鶴図屏風の鮮やかな筆サバキに感じ入り、そして待望の代表作『紫陽花双鶏図』を見ることができました。
 ウーンね。ワシはあの若沖さんの生い立ちなんか知らないけどね・・・。常人では持ち得ない集中力、執念、があの精緻な絵を作り上げたんでしょう。感激しましたよ。

 そのほか、曽我簫白の絵、酒井抱一などの絵も楽しめました。酒井抱一なんて言う画家は姫路の殿様の二男だとか、戦国時代に生まれていたらなんて思って見ていた。その酒井の36歌仙の屏風絵に描いてある字が読めるか?と目を凝らしたが見えても読めない。だが、いろいろと楽しんだ。
 葛蛇(かつじゃ?)玉筆の雪中の松、梅に鴉図屏風など良かったな・・・。絵の発想が素晴らしいな・・・。 河鍋暁斉のダルマの絵も面白かった。ワシの知った人にダルマの絵しか描かない人がいるけど、そんな人が河鍋の絵を見たらどう思うかな?なんて考えながら見ておりました。
 最後に圓山応挙の『けんがいひせん図?』ウーム凄いな・・・・。なんて柔らかい筆のタッチであろう・・・・。
 そうそう、円山応挙の弟子に長沢芦雪(1754-1790)がいて、ぶどう図、ニワトリ、虎図、雪中のカモ、群鶴の図そして孔雀の絵などなどを見た。どれもこれも素晴らしい。
3階の若沖展を見終わって、少し疲れたのでロビーで小休憩の後、4階の常設館に入った。

国立博物館の常設館は、オマケのつもりで見たのだけれど、このオマケ、なかなかどうして並のオマケと違ってシッカリと見応えのあるオマケ。2時間を楽しんだ。
 
 2時35分発の新幹線で帰って来ました。(後略)