飲食は七・八分程度でやめよ。(貝原益軒
 飲み食うものにむかえば、むさぼりの心進みて、多きにすぐる事をおぼえざるは、つねの人のならいなり。酒・食・茶・湯、ともによきほどどと思うよりも、控えて七八分にてなおも不足と思うとき、早く止むべし。飲食して後には必ず十分に充つるものなり。食するとき、十分と思えば、必ず飽きみちて分に過ぎて病となる。

 今日のNHKラジオ、朝の今日の健康でも言っていたが、動物実験では、食事の量を十分な食事量の6.5 分ぐらいに止めおいて飼育すると寿命が伸びると言うことは今や世界中の医学の定説となっているそうだ。
 長生きをしようと思ったら、腹八分でも多すぎるとは甲田先生がいつも口になさるお言葉だがやはり本当らしい。益軒の言葉は今も厳然として真理をついた言葉と言えよう。