物無非彼、物無非是。
 (読み)物、彼に非ざるはなく、物、是に非ざるはなし。
(訳)どんなものでも、見方によってすべて、ああでもあり、こうでもあるものである。
                            荘子 内編 斉物篇
 有機械者必有機事。有機事者必機心
(読み)機械ある者は、必ず機事あり。機事ある者は、必ず機心あり。
(私の勝手読み)機械を好む物は策略を弄し勝ちだ。人との交際で策を弄してはならぬ。                               荘子 外編 天地