心は静かにし、身はいそがしくせよ。

   心は身の主也。静かにして安からしむべし。身は心の奴なり。動かして労せしむべし。心やすく静かなれば、天君ゆたかに、くるしみなくして楽しむ。身動きて労すれば飲食滞らず、血気めぐりて病なし。



   この事の理屈の説明は不用ではあろうが、実は実践は至難の技なのである。それは心は静かにして、体はせわしなく動けと言うのであるから至難の技となる。



  凡人で出来ることは、座業と身体活動を程よく交互に行うことであろう。午前中1回、午後1回、それぞれ30分−40分程度の早歩きをするようにしたら良いように思う。実際は軽く汗ばむ程度を行えば良いのだが、実はそれすら難しい。