心を平らかにし、言を少なくせよ


   心を平らかにし、気を和やかにし、言をすくなくし、しずかにす。是徳を養い身を養う。その道一(いつ)なり。多言なると、心さわがしく気あらきとは、徳をそこない、身をそこなう。その害一なり。


   [楽水の註]

   これは多言を戒めた言葉であるが、一面の真理を含んでいるように思う。昔はよく不言実行、巧言令色少なし仁などとも言われたが、現代は多言、有言実行が受けているように思う。



   TVの司会にしても、司会者が大いに笑いゲラゲラしているのはどうも私には騒々しくて、見ていてしっくり来ないが、娘や孫達は楽しそうにみている。



   さて、これからの世の中はどういうようになっていくのであろか?