髪をたびたびくしけずり、歯はしばしば、叩くがよい(貝原益軒



 髪はしばしば多くけずるべし。気をめぐらし、上気を下す。櫛の歯しげきは、髪ぬけやすくして悪しし。牙歯はしばしばたたくべし。、歯をかたくし、虫はまず。
 ときどき両の手を合わせ、すりてあたため、両眼をあたためのすべし。目を明らかにし、風をさる。(後略)



 この後、益軒先生は顔のマッサージについてもいろいろと述べておられます。昔から『手当』と言われているとおり、手でマッサージをする、手で撫でるなどが、素人でできる手当の第一歩であるし、単に手を当てるだけで医療効果があるとする説もあるくらいである。詳しくは『手当療法』などを参考として下さい。


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