気を養うの法(貝原益軒
 気を和平にし、荒くすべからず。しずかにしてみだりに動かすべからず。ゆるやかにして急なるべからず。言語をすくなくして、気をうごかすべからず。つねに気を臍の下におさめて、むねにのぼらしむるべからず。是気を養う法なり。

 とくと味わう言葉である。『言語をすくなくして、気をうごかすべからず。つねに気を臍の下におさめて、むねにのぼらしむるべからず。』良い言葉だ腹におさめよ。