SIM英語と私 −12−

   私は昨年12月初旬にSIM英語学習法を知り、いまは一意専心この学習法に沿って励んでいる。

   SIM(Simultaneous Interpretation System=同時通訳方式)英語学習法とはダン上野Jr.氏が提唱する英語学習法のことである。SIM英語については下記のホームページを参照下さい。

   http://www.tokyo-sim.com/aff/?ucd=P1111183  

   上記をクリックし、必要な手続き(無料)をすれば、スーパーエルマーがどんな指導体系をしているかの諸資料が無料で入手できる。

   スーパーエルマーの学習理論は『英語は語順通りに理解する(訳す)こと。』と言う単純明快な理論が繰り返し述べられている。

   『英語を母国語とする人たちの考え方や発想の順序通りに英語を理解する。』、英文を区切って読む(フレーズ・リーディング)が基幹であることを知った。

   そうなんや、『英語は語順、言葉の順序が重要な要素を占めている。その語順通りに理解したらよい。』と、私は今までの返り読みとキッパリと決別をしたのである。

   そう思って、英語を読んだら、さっさとナンボでも英語がよく分かりよく読めることに気づいた。文字通りの『目から鱗が落ちた』のだ。

   山小屋処分の方策の一方で私の心は依然として英語に向いている。

   英文に接するとき、野球の”打者の心境”は既に述べた。つまり如何なる変化球にも対応できる平素の文型練習。

   主語と動詞を確認出来たところで、文型の予測、変化に対応できる心の準備。

   先に倒置法と省略法に戸惑ったことを書いたが、これも正規の文型に慣れていたら、変化への対応もさして難しい問題ではないことに気づいた。

   倒置法を用いて人を驚かせるのだから、相応の理由があり、倒置だと分かるようになっているから倒置法を用いているのである。

   これらも、一応クリアーしたものと考えている。

   既に述べたように、返り読みと決別したのと同時に、英語を訳さないことにしたのである。

   英語を母国語とする人のように理解したら、それで終わりなのである。これが私流の英語学習なのである。

   日本語訳は凡才の私では難しい。特別な才能がいるような作業なのだ。翻訳は翻訳家にお任せだ。

   その代わり、英語の一語一語について、文中の役割は完全に理解するようにするのだ。一語だに疎かにしない。

   絶えず全神経を集中し、動詞に注意し、文型に思いを巡らし、しかも成り行きを『予測』するのだ。

   私には新たな課題が生じている。それは速読の訓練だ。文を正確に読むだけでなく、早く読む訓練だ。

   文意を正確に捉え、しかも速読の訓練をする。日本語訳はしない。これが私の英語学習の基本である。

   単語は文章で覚える、10,000、イディオム 10,000、単語20,000、道は遙かに遠い。

   山に入っても少しくらいの英語を学ぶ時間は取れるはずなのに、テキストはあまり開かずじまいだ。

   昨夜、思い返して英語の本を開いて見たが、勘が鈍っているのがよく分かる。

   下手は下手なりに毎日継続することが大切なんだとつくづく思った。

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