SIM英語と私 −3−


   私は昨年12月初旬にSIM英語学習法を知り、いまは一意専心この学習法に沿って励んでいる。

   SIM(Simultaneous Interpretation System=同時通訳方式)英語学習法とはダン上野Jr.氏が提唱する英語学習法のことである。SIM英語については下記のホームページを参照下さい。

   http://www.tokyo-sim.com/aff/?ucd=P1111183

   上記をクリックし、必要な手続き(無料)をすれば、スーパーエルマーがどんな指導体系をしているかの諸資料が無料で入手できる。

   スーパーエルマーの学習理論は『英語は語順通りに理解する(訳す)こと。』と言う単純明快な理論が繰り返し述べられている。

   『英語を母国語とする人たちの考え方や発想の順序通りに英語を理解する。』、英文を区切って読む(フレーズ・リーディング)が基幹であることを知った。

   そうなんや、『英語は語順、言葉の順序が重要な要素を占めている。その語順通りに理解したらよい。』と、私は今まで返り読みとキッパリと決別をしたのである。

   そう思って、英語を読んだら、さっさとナンボでも英語がよく分かりよく読めることに気づいた。文字通りの『目から鱗が落ちた』のだ。

   私の現在の実力は高校1−2年生程度だから、知らぬ単語も多い。分からぬ単語は必ず辞書で調べる。出来たら併せて英英辞書で語源を調べておく。

   ところで、英語は文の形が5つしかない事ぐらいは、すでに中学校で教わっているのではないだろうか?

   S(Subject)主語だが、これが、I,You,He,She,It,だけなら簡単だが、いろいろな修飾語(詞)がくっついたり分詞構文やらが出てくるので、最重要語であるだけに、これはこれで私は別途に学ぶことにしている。

   V(Verb)動詞だが、これが何をしたと言うことを表すのだから最重要語だ、よく使われるから変化もする。規則的に変化するよりも不規則に変化するモノが、使用頻度が多いと言うべきであろう。

   知覚動詞は独特な意味を持っているから、注意を要する。

   ところで、私は英語の学習については素人だし、まだまだ初心者の域を出ていないから、私の思い違いかも知れないとは思うのだが、今は英語は主語と次の動詞段階が極めて重要だと思っている。

   それは、この動詞までの段階で、時制の問題と共に伝えたい内容の制限というか範囲が予想(予測)できないといけない。

   その予測(anticipation)が広くて深い人ほど英語読解の能力が高いのだと思っている。

   英語を母国語とする人たちはこの予測の範囲・背景が膨大であるのに対し、我々の英語読解初心者レベルの考えられる範囲は極めて貧弱だろうと思っている。

   英語の実力をつけると言うことは、つまりはこの予測の範囲を広げ深めることに他ならない。

   つまり、野球にたとえれば、打者は走者のあるなし、アウトカウントの数、ボールカウントを考えて、次のボールが何かを予測しながらも如何なる変化にも対応したいと全神経を次に投げられる球(タマ)に神経を集中するであろう。

   英語読解の要領は主語と動詞を読み終わった段階で、野球の打者の気分になりきることだ。現状をふまえ如何なる変化球にも対応できる心の準備をして、次のフレーズを読み進めるのだ。