老人の医療費を思う; 私の提言老人の医療全体を見直そう! "老人は医療を1回でも少なく受けるようにしよう”この心構えが結局は老人が健やかに老いて行く要諦であると思う。

   老人が医療を受ける機会を少なくするためには、その人の生き方が深く関わってくると私は思っている。



   平成21年4月22日のTVは、老人の介護保険料の値上げを報道していた。<
P>   高齢者は増える一方だから、老人保険費は年々増加の一途を辿っている。介護保険も例外ではない。保険料自体の値上げと受益者負担をどのように設定しても、現状のような推移が継続するならば、いずれは限界に来て保険制度自体が崩壊してしまうであろう。


   それを防ぐには老人一人一人が健康に老いる外に道は無いのだ。健康に老いそして健やかに自然の摂理に従って死を迎えると言うことに尽きるのだ。かく言っている私自身がそのような死を迎えられるかどうか、それも疑わしいのだけれど、定年後の20年間はまずまずの線でやってくることができたと思っている。それは私自身が1回でも少なく医療を受けるようにしようと努めてきたからに外ならない。


   恩師 甲田光雄先生はことある毎に、老人は健やかに老いて、自然死を迎えるようにしなければ、明日の日本はないと強調された。誰も自分がどんな死に方が出来るか、どのように死ぬかを選ぶことは出来ないのだが、私はあと数年をなんとか現状で無事乗り切り、健康で生の終焉が迎えられるように努力したいと思っている。私は若いときに体育を勉強した、そしていま人生の終焉を如何に健やかに迎えるかを学び、実践しなければならないと考えている。


   Springfield College (アメリカの体育専門学校)のモットーに、Physicaleducators should be good example.と言う言葉がある。私は、good example になりうるだろうか?そこに向かって懸命に努力する以外ないと私は思っている。