父親の女性問題と金銭問題に悩むKさんに手紙を書いた。

Kさん:

ワシがいつかのメイルで ”○○大会に出場をすると言うだけでも大したモノ。やはりあなたは、記憶力、素質、 Etc 抜群なんだネ。ご両親に会ってみたいな・・・。”
 とこんな事を書いたモノだから、”イヤイヤ、うちの親父は "と言うわけで、先日の親父さんのコトに及んだのであろうか?
 昨夜は親父と子供の関係をシキリと考え、今朝も考えている。ワシなどは子供の前では『完全武装』みたいなもんや。こんな親父なんて、子供から見て、なんの魅力も無いことは分かっていても、もともとのワシの性格が、弱いところを見せたくないという、変な意固地な性格なんヤナ。それがワシの子供の『父親』と言うことで寸分の批判もされたくナインヤナ・・・。ワシは。
 ワシがヨボヨボになって、子供に下(シモ)のものまで世話になる?考えられん。ワシは死ぬ。自殺は考えられないから、食を断つ。
 そして死ぬ。最も怖いのはそのような気力も、判断力もなにもかも無くなってさらに生きている状態だ。そんな生命でも人間は甘受しなければならないのか?
 だから、ガンで死ぬのはまだエエンや。死ぬまでの時間も見当がつくからね・・・。感染症脳梗塞心筋梗塞、あっという間にあの世行きは困るがな・・・。
 老妻の世話になるのは仕方がない。ワシかて老妻の下の世話ぐらいは、してやろうと思う。
 さて、そうした死生観に立って、個人の性格判断だけど、性格はまあ、生まれつきが大きい。親父さんの性格は変わらないだろう。『金にケジメがない。女とのトラブルが多い。』これは変わらないネ。なおるとか直さないといけないという問題やない。
 もっとも、金が沢山、沢山あれば、それらも問題ないであろうからね・・・。豊臣秀吉徳川家康をみたら分かることです。時代は変わっても、人間の本性は変わらないよ。
 ”頭の切り替えをすればいいのだが、家族内問題だから正直矛先がない。ストレスたまる。こういう男を間近に見ていると、世の中の男を信用できなくなるのは当然至極だと思うが・・・・・。”
 と言っているが、ワシも男、そしてワシも男は信用できないと思っているよ。
 ワシなんて、女子大学に勤めていたけど、学生は自分の性的なモノの対象に見えなかっただけのこと、また女性問題も、殊更今日まで無かったのは、ワシの意志というよりは、多分にそうしたチャンスがワシには無かっただけのことやと思っている。
 横山ノックさん見たいに、自分が権力者になり、美人と二人きりで、車に乗り、女性が寄りかかってきたら、ワシかて手を出したに違いない。
 ツライ?ことにワシにはそうしたチャンスは、生涯訪れなかったに過ぎないンヤ。つまり老妻は老妻、これは苦楽を共にしてきたなかで、別れるなんてことは考えられない。
 美女は美女なんや。playやネン。もっともそのplayのチャンスさえワシには無かったと言うことであって、ワシが格別妻に誠実な男であったわけでもないんやと思う。
 女子大学の先生のセクハラ問題も時々新聞種になっている。ワシは学生が性の対象に考えられない環境下で過ごして来ただけで、場面が変われば、やはりそれらの先生とおなじことをしでかす可能性はあるだろうと思う。
 ワイはいろいろなことを考えるが故に、女子学生と接するときは、必ずドアを全くのオープンにしておくことを鉄則にもしてきたのだ。つまり、丸見えの状態で女性とは(学生も含めて)接したに過ぎない。
 少しだけ、出発を違えただけのこと、可能性ということでは、男と名の付く動物は皆似たようなことなんや。
 火がついたら、なかなか消し止められない。最初から、引火するようなところには近づかない。火事の原因になりそうなことをしない。また引火しやすい場所にいたら、マッチは擦らない。
 ただ、それくらいの用心深さで火事の大事に至ることは大方は避けられますでしょう。
 ですが・・・・。横山ノックさん、橋本総理大臣、などなど、皆政敵が仕組むんですよ・・・・。謀られると弱いネ。昔と時代が違うのだから。
Kさん、まあ、男性の女性問題とは、こういうこと。
 肉親の不具合、ウーン、ほんまに困るよナ・・・。いよいよとなれば、『お父さん、これ最後やで。』で義絶。母ちゃんは母ちゃんの意志に任せる。
 貴女は、貴女の幸せをつかみぃ。そんな親父殿と共同運命体だとは思わなくても良いでしょう。これ、ワシの考え。
 ワシは5人姉弟、5人もいたら、いろいろな考え方があり、性格も違うデ。仕方がない。父はワシが20歳の時、戦死、ワシが長男。長男としての権威をもったり、シェルターとしての役割をしたり・・・・。一切を取り仕切ってきたし、皆も従ってくれた。
 すぐ上の姉がとても良くしてくれた。その姉も今はリュウマチで病んでいる。
 あとの姉弟はそれぞれの生活をしていて、ワシ等姉弟はまあ、仲良く出来ているかな・・・と思っているよ。妹はアメリカ人と結婚、あちらに住んでいる。日本には帰ってこないでしょう。1年に1−2度電話するくらい。姉弟間での金の貸し借りもない。
 なんのトラブルも抱えていないものが、人にいろいろと、さも分かったように言うことは憚られるが、こうなるまでには、いろいろとあったサ。
 Kさんもう一度言うが『お父さん、これ最後やで。』で父ちゃんはキル。母ちゃんがどうするかは、母ちゃんの意志に任せるが、母ちゃんの面倒は見たらナあかん。   爺