先日、郷里にいる友にハガキをだしたのだが、彼から返事が来た。

清水兄へ

いつもいつもきれいな花の絵、ありがとう。葉っぱの色使いの濃淡といい、緻密な花の
描き方といい素晴らしいね。 ありがとう。

小生何とか健康を保っていますが、出歩くことが少なくなりました。でも体調良好です。兄も元気でね。

私からの返信
S.Y. 大兄

 絵は全く私の勝手なやり口で描いております。また、時々送らせて頂くので、見てやって下さい。
 この世のこと、いろいろと考えると面白いネ。創作と模作を考えてみても、それぞれの芸術性の相違でいろいろな考え方があって面白い。
 音楽では○○作曲、誰々演奏で作曲家の思想を踏んで曲の再現が重視される。音楽の世界では作曲という創作活動は、あまり普及していない。だが、作曲部門では、ある一部の旋律でも模作すると創作としての評価は急落するのではないかと思う。
絵は模写と言う領域はあるけど、模写の芸術性の評価は低いのではないか?と思う。 替わって創作がより重視されている。だが、絵の対象(題材)が共通性があるから、似たようなことも一杯あります・・・・。それはそれとして認め、その美しさを鑑賞しております。
 日本の和歌、俳句は型式があって、制約がいろいろとあり、しかも創作性が重視される。 俳句なんて、季語を用いなければならないというルールがあるから、季語を3−5字とると、あとの自由性は僅か12字−14字である。
だったら、なんぼでも作れそうだが、そうは行きませんね。ですが、本当はその気になってやれば、素人でも1日に10句くらいは作れると思うのだが?
漢詩に至っては、ルールでがんじがらめ。作者が勝手詠みをしたのではあまり褒められない。創作が重視されながらも、作法が厳格である。語彙の用法も慣例があって、その慣例から外れたものは『勝手詠み』で評価は低い。
などなど、勝手な独り言はこのくらいにして、最近は兄はあまり外に出歩かないの?交通被害者は老人が急増しているそうですから、家で静かに過ごすのも良いかと思います。
 ワシは粗忽者だから、年中走り歩いて居る感じ、お笑い下さい。

 今日は雨が降っております。古文書の学習でICレコーダーの購入を思いついておるから、今日はおとなしくそのカタログ調べでもしてみようと思っております。

では、また