先日、郷里の友に『 あなたが主役音楽のある街で』のことでメイルを書いたら返事が来た。その番組は佐賀では放映されなかったとか?
 併せてワシの健康について心遣いのメイルを頂いたので返事を書く。

S.Y. 大兄

 『 あなたが主役音楽のある街で』はそちらの番組に無かったそうで残念でしたネ。
 NHKの番組でチェックしたら、指揮者の、小林研一郎氏等はレギュラー出演しているみたいだったから、定番かな?と思っておりますが・・・・?。
 音楽というと、昨晩はなんでも、200人からなる、大吹奏楽団(勿論素人)の演奏がありました。富山県の話でした。中学時代にブラバンに入っていた人が子育ても終わって、
復帰した人、会社員、自営業者などなど多彩。

 自分のパートがなかなか演奏出来ないと頑張ってやるくらいだから、多分技術的には問題も多いのであろう。だが、出来映え、技量の善し悪しは別にして、みんなで音楽を楽しみ、合奏をすることに専念する時間があること、何もかも忘れてそこに集中し、没入していく姿に、やはり音楽っていいなあ・・・。と思いましたよ。

 昨日は柔道の日本選手権もTVで見ました。人はそれぞれにいろいろな営みに精魂を傾けている。清々しい思いの一日でした。

 ところで兄も自分の体の変調に気づかれておるようですが、私も実は体が大きな曲がり角に来ていることを感じております。汚らしい話で恐縮ですが、寒い朝など、鼻水が出やすい、鼻声になる。風呂を怠けると、なんだか体が臭い気がする。顔のシミの増加、足が痙攣するなどなど数え上げたらいろいろと支障だらけです。

 次にこれぞ老化現象の本物であろうが、いつも体の疲れがとれていない感じで体に疲労感が残る。実際にも足にときどきムクミができる。この間のように仕事のやりすぎがあると、背中から前面の胸、特に左胸の周辺にも漠然とした痛みがあるなどなどです。

 朝のいつも起きる時刻に起きられぬくらいの疲労感があった、などなど。昨日は村の出合い仕事があったので、出て行ったけどみんなについて掃除をしたくらいのこと、それでも家の周辺の草は、草苅機でかりましたが、体に馬力がないのがよくわかります。

 筍を掘って、木の芽(山椒)の葉っぱを摘んで帰ってきました。今朝家内が『筍の木の芽和え』を作ってくれて、家族で今年初めての木の芽和えを食べました。本当に春を満喫した感じです。とても美味に思えました。

 佐賀でも『筍の木の芽和え』等というモノはありますか?どうもワシは食べた記憶がない?佐賀は佐賀平野で山がないので山椒は育たないのでは?(山椒は木洩れ日というか山中の半日陰の場所の下でががよく育ちます。)

 近ければこうした自然のモノが兄と共に楽しめるのにね・・・。兄が『清水、お前も佐賀に帰って来いや。』と言った言葉の意味もまた別の意味で兄がワシとともに喜びを分かち合いたいと言う意味がよく分かる気が致します。有り難いと思っているが、ワシにはもう佐賀で生きていく根拠(根城)がないんやな・・・。

 ワシには故郷とは故郷の土地というモノと無縁では故郷ではないように思われる。こちらにはワシの土地があるからナ・・・。その土地で出来た野菜を食べ、物を食べている。所詮そこが自分の住み処というところであり故郷と呼ぶにふさわしい所だろうか?

 話は横道にそれたが、お互いに体については年相応に順調良く?変化(衰退)しつつあることを認識して、その現状をふまえて、相応に用心し、長生きを心がけよう。

 ワシの口癖『今日という日は、自分にとっては初めての経験日、慎重の上にも慎重運転を心がけねばならない。』慎重を期するのは何も車運転だけとは限らない。自分の体こそ、最も慎重運転を心がけるべきであろう。

 兄の身体的変化はワシの身体的変化も同じように変化して行っていると言うことでもありますでしょう。お互いに慎重に生きて行こうよ。

 これから老妻と明石に出かけて絵を見に行く。どんな絵かは帰って来てからのこと。
 そうや、絵の事などを人にしゃべるようなガラではワシはないが、兄が言っていたように、水彩画は絵の具の塗りがなかなか思うように行かない。

 実はちょっとしたコツがあるのだ。いろいろとやってみたら、だんだん分かって来る面、やはり本で勉強してみる二面があるように思います。油絵も勿論あるが、安上がり、手軽さの面では水彩がよいと思う。兄も始めてみたら?結構面白いよ。

 ワシの絵はすべてA4までの大きさです。それを最近は自分流の絵はがきにする。ただ
これだけのことですが・・・・。下手な楽器でも手がけてみると音楽について興味が出てくるようなもの、下手でもモノマネでもやってみるとその世界に面白みが出てくることは請け合いです。

 絵は静か、そして自分一人で楽しめるのも良い。また、それこそ他人の描いた絵となると無限にあるようなもの。そういう世界を見過ごしてしまうと言うのは勿体ないよネ。

では、また

清水