来栖 寛 先生から御著書を頂く

 先生から『大学生のお尻をつねる』という
御著書を頂き、先生への礼状を以下の通りに書く。

来栖  寛  先生

 見出しの『大学生のお尻をつねる』の御著書拝受致しました。

 見出しの”お尻をつねる”の言葉にはオヤオヤと思いましたが、”つねる”ような陰険な仕草でもまた女子学生へのエッチな所作でもなく、現代若者気風に正面切っての”これで良いのか?”と堂々たる論戦にまず、快哉の賛同を覚えずにはおられませんでした。

「遅刻」そうですね。一般に乗り物のセイにしたエックスキューズは多いです。
「修行僧の情」は、世の中一面だけでは論じがたい現世の妙です。
 『エエことばかりはない。』という誠に至言ではあります。
「審判」はそうした学生気立てですかね・・・?
途中省略して最後の
「内と外」そうですね。私もやせ我慢は好きなのです。”武士は
食わねど高楊枝”的な少々なことで弱音を吐かないというか一喜一憂は慎む態度は人間としても大切だと思っております。

もっとも私自身は、極めて臆病人間で、こらえ性もない仕様もないヤツではありますが・・・。

 先生の体育教師卒業の立派な”大論文”ですネ。見事と言う外はありません。

 独断や、偏見でなく哲学的な周到な検討をもって進められている先生の学生批判は、
同時に一体育人としての私自身にとっても大いに反省をさせられた言葉の数々でした。

 これは、まさしく先生の”体育断想”とでも言える書かと受け止めております。

 これから再度ゆっくり拝読することを楽しみにしております。有り難うございました。

 先生のご健勝を祈念しております。

まずは御礼まで

清水