今日の言葉

 善行無轍跡。(善行は轍跡「テッセキ」なし。)P323c 老子 27章
 最も良い歩き方は、歩いたあとを残さないことである。人生においても、足跡を後世に残さぬのが、まことの人間の姿である。

 人には色々な生き方があり、全く足跡を残さないのが良いと断定をすることは出来まい。凡人は足跡が残るような、残って恥ずかしくないような足跡を残すぐらいの気持ちでもって生活しても、まあ特筆するようなものは残らないであろう。

 凡夫には残したくても残すに堪えるようなものも無いというのが現実か?