平成19年1月31日(水曜)、晴れ、
 昨日は宮西自治会の会計の作業を少し、そしてK氏に写真掲載のお許しの手紙を書く。
今朝起きて例によってまずメイルをチェックしたら、hatenaのアンテナから情報が入っている。
 質問書の中に、葉隠の一文があったので早速その質問書の全文を読んでみた。内容は下記のとおりなのだが、光茂公が愚君?こういう事を天下に公然と書き記す無神経な輩は許せない。
 早速、その回答と共に・・・、以下は下記のとおり。

 上記の質問ホームページ
http://q.hatena.ne.jp/1170174309/69711/#i69711
(質問の全文)
葉隠の口述者、山本常朝。その主君鍋島光茂について質問です。愚君とされる彼ですが、その愚かぶりをあらわす彼の自作の短歌をご存知の方は居られませんか? その内容は、『さむいひに布団をかぶって寝なかったら、翌朝にはきっと風邪をひくなり』というものだったと記憶しています。これの正確な物を知りたいので、ご存知の方、よろしくお願いします!
そこでワシからの回答
ご質問のこと『分類・註釈、葉隠の神髄』P304 に記載されております。
念のため、そこを写し書きしておきます。
金丸氏話。光茂公御14歳の時御詠歌 
 さむき夜にはだかになりてねたならば
   明くる朝はこごえ死ぬべし
以上でありますが、ご質問文中 ”愚君とされる彼”とありますが、何故愚君か、その出典をお教え下さい。−葉隠研究者 清水−

 漢詩の世界は広大にして深淵。詩経を覗いて見てその大らかさに心洗われる思いをし、陸游の気概溢れる詩を読んで心が躍る。李白杜甫に至って人生の機微を感ずる。すべてに鈍な私、こうした世界をどれだけ汲みうるかは私の器次第なのだが、時間をかけてボツボツ歩くとしよう。長生きをしないとイケナイ。(^_^)v。

多食と消化剤とを用いて、腹中を戦場にしてはならぬ。(貝原益軒
 酒食を過ごし、たたりをなすに、酒食を消すつよき薬を用いざれば、酒食を消化しがたし。たとえば、敵わが領内に乱入し、あだをなして、城郭を攻め破らんとす。こなたよりも強兵をだして防戦せしめ、わが士卒多く討ち死にせざれば敵に勝ちがたし。薬を用いて食を消化するは、是わが腹中をもって敵・味方の戦場とするなり。飲食するところの酒食、敵となりて、わが腹中を攻め破るのみならず、わが用いるところのつよき薬も皆病をせむれば元気も減る。(後略)

 このたとえ話は面白い。

 物無非彼、物無非是。
 (読み)物、彼に非ざるはなく、物、是に非ざるはなし。
(訳)どんなものでも、見方によってすべて、ああでもあり、こうでもあるものである。
                            荘子 内編 斉物篇
 有機械者必有機事。有機事者必機心
(読み)機械ある者は、必ず機事あり。機事ある者は、必ず機心あり。
(私の勝手読み)機械を好む物は策略を弄し勝ちだ。人との交際で策を弄してはならぬ。                               荘子 外編 天地